クリスマスはよいものだ
あれから前駆陣痛っぽいものは来ず、ちょっと安心。
朝もちゃんと動けるようになった。
赤ちゃんも毎日しゃっくりして呼吸の練習に余念がない。
週末に友だちとクリスマスパーティーをして、
ビーフシチューを食べたりケーキを食べたりしたのだけども、
クリスマスイブもやっぱり何かはしたいもの。
唐揚げじゃなくてフライドチキンを作って、カットケーキを食べることにした。
相変わらずの師走ぶりで仕事がミチミチに入っていたので、
夜に急いで買い物に行く。
いつもは潰れるんじゃないかと思うほど客のいない個人のケーキ屋さんに、今日は行列ができていて驚いた。
店長はニッコニコで接客していて、今日の売り上げがこの店を支えているのではと思った。
スーパーで手羽元がたっぷり入ったパックを買って帰り、家で急いで仕込む。
3時間はマリネしなきゃいけないところが2時間弱になっちゃったけど、
どうにかT夫さんの帰宅に間に合わせることができた。
ザクザク衣のジューシィなフライドチキンで、「もうケンタッキー行かなくていいじゃん」と言ってもらえてすごく嬉しい。また作ろう。
チキンを食べ終わったところでT夫さんが食器を片付けてくれた…と思ったら、
一瞬目隠しをされて次の瞬間、クリスマスツリーの下にプレゼントが現れた!!
いや、ずっとあったらしいけど気付かなかった。
黒い箱の中身は、マリアージュフレールの紅茶!
エスプリ・ド・ノエルというクリスマスの香りの紅茶。
プレゼントを選んで買ってきてくれたのと粋な演出が嬉しすぎて、
喜びを表現し切れないくらいだった。
買ってきたケーキと、これまたT夫さんが買って来てくれたコールドストーンのバタークリームサンドを紅茶のお供にして、クリスマスのデザート。
バタークリームサンドはこの前友だちにプレゼントしたものだけど、
そのときから食べてみたかったんだよね。さすが分かってらっしゃる。
紅茶の缶と箱はしばらくクリスマスツリーの下に飾って、
毎日眺めてほっこりさせていただくことにする。
また2人で飲むのが楽しみ。
前駆陣痛?
いつの間にやら9ヶ月も後半。
T夫さんいわく、日進月歩でおなかが大きくなっているらしい。
胎動もおなかがブルンブルン揺れるようなときもあって、
中身の大きさがうかがえる。
明け方に、もしや前駆陣痛?と思う腹痛があった。
生理痛のような感じで下腹部が痛んだり、痛くなくなったり。
思わず陣痛の間隔を測るアプリをダウンロードして、
「前駆陣痛 いつから」とか検索しながら痛みがなくなるのを待った。
さすがに陣痛ではないだろうとは思ったけど、
もういつ産まれてもおかしくない時期なんだと急に実感してしまい、
よく考えたら赤ちゃんの布団すらないことに気付いて慌てた。
入院準備もぜんぜんしてないし、今陣痛が来たら病院で痛みに耐えながらAmazonでベビー布団と哺乳瓶とおむつを吟味して注文しなければならない。
今週中にあらかた決めて買っておかねばと決意したのであった。
朝ちゃんと起きてからT夫さんに腹痛の話をしたらとても心配してくれて、
安静指示をいただいた。
いつもならお弁当と朝ごはんを作る時間だったけど、
まだちょっとおなかの張りが続いていたので、
お言葉に甘えてゆっくりすることにした。
とはいえ、仕事がやたらと詰まってるもんだから二度寝はできないけれども。
妊娠後期のこの頃
気が付けば妊娠8ヶ月。
ふつうに座るとおなかが挟まってつっかえるほど出てきて、妊婦らしいのっそりした動きになってきた。
2週間前の健診では、クラミジアや母乳にまれにいるウイルス、血糖値の検査をした。
今日の健診はその結果発表。さらに超音波検査もある。
T夫さんもいっしょなので、2人で赤ちゃんいっぱい見られるかも。
まずは超音波検査で赤ちゃんのいろんなところの長さを測ってもらったり、血流を見たり。
白黒のエコーだったからガイコツみたいな見た目だったけど、顔も眺めた。
次は別室で検査結果を聞く。
前回主に調べた3つはいずれも問題なし。HbA1cはなんと5.9と、これまでで一番低かった。血糖コントロールは良好とお墨付きをもらって嬉しい結果。
ただ、貧血になっていた。
たしかに最近、やけに息苦しいときが多かった。なんだか息が吸えていないような感じで、寝転がって息をしているだけの時間が増えていた。
てっきり肺が圧迫されてるのかな~と思っていたけど、貧血だったのか。
さっそく鉄分を補うシロップを出してもらった。ついでに、いつもの便秘薬もたくさんもらう。
今のところ、困ったことにはぜんぶ薬を出してもらえるので楽ちん。
とにかく食事で改善しろと言われなくて安心した。
もちろん今後は赤身肉やホウレン草多めの食事にしようとは思う。
とりあえず母子ともに問題なく進んでるので、出産までこのままいい感じであって欲しい。
そろそろ本格的に出産準備を整えなければ。
性別判明!
べべちゃんは男の子だった!
もう23週も最終日で、性別はそろそろ見やすくなっている頃。
前回のエコーでも性別確認してもらったものの、お行儀よく足をピッタリ閉じていたため分からなかったべべちゃん。
今回は太ももの骨を見るついでの側面エコーでバッチリ分かったみたい。
「性別はもう知ってますよね?」
「いえ、まだです」
「秘密にしておく系ですか?」
「いやいや、分かるなら知っちゃいたいです」
「男の子です! 9割5分で」
というわけで、ほぼ男の子確定。
もちろん性別はどちらでも嬉しかったけど、どちらか分かったのがとても嬉しい。
名前とか準備とか、これから具体的になっていくんだなぁ。
病院を出たらすぐT夫さんに電話して発表。
スッキリ判明した性別にとっても喜んでくれた。
両実家にもLINEやら電話で発表。
T夫さんの実家はもちろん喜んでくれて、長らく男児のいなかった我が実家は興奮気味だった。
後継ぎ的な何かは全くないんだけど、「男児ってどんな感じなんだろう」みたいな珍しさがあるようで。
この日の夜は台風前夜だったけど、気になってたイタリアン居酒屋でT夫さんと祝杯。
思う存分食べて、名前をちょっと考えたりして楽しんだ。
これからもっと楽しくなるなぁ。
命名:ベベちゃん
ここ最近はおなかも健診も安定していて、友達との合宿旅行や、T夫さんとの温泉旅行などたっぷり楽しんだ。
18週あたりになんとなく気づいた胎動も、23週の今では仕事中に気が散るほどボコボコされるほど。
元気なようでなにより。
胎動がはっきりするにつれて、T夫さんがよくおなかを触ってくれるようになった。
そうなると、今まさに動いてるときに触って楽しんでほしい。
「今蹴ってるよ」とか「寝てるみたい」とか逐一伝えたくなってくる。
そのたびに、「赤ちゃんが」と言っていたのだけど、どうせなら愛称があった方が呼びやすいかなと思ったので、「仮の名前をつけたい」とT夫さんに提案。
すると、「分かった。待ってて」と寝室に引っ込んでいった。
しばらくすると、寝室からなにやら人の声が…。
動画でも見ているのかと思って行ってみると、
「Baby」
「Elskan」
「ทารก」
なんと各国語での「赤ちゃん」の発音を聞いていた。
なるほど。具体的な名前だと、愛着がわきすぎてそのまま本名になりかねないと思っていたので、どこかの国の「赤ちゃん」はちょうどいい。性別もまだ不明だし。
いっしょに色々聞いていたなかで、このスペイン語がしっくりきた。
「Bebe(ベベ)」
というわけで、ベベちゃん爆誕。
「今ベベちゃん動いてるよ~」とか、めっちゃ言いやすい。
仮とはいえ名前が付くと急速に愛着がわき始めたので、命名というのは思っていた以上に重大なことなんだなぁと実感。
それと同時に、早く名前を考えたくなってきて性別が気になり始めた。
明日の健診で分かるといいな~。
ゆびさきセルフ測定室
前回の健診のとき、「血糖値は次の中期妊婦健診で測るからね」と言われた。
たぶん2ヶ月後くらい?
けっこう先だな~と思うと、だんだん今の血糖値ぶりが気になってくる。
わりと頑張れているとは思うけど、6月ごろの頑張り具合よりは落ちてきた。
たまにスパゲッティたらふく食べるし、運動も毎食後ではなくなっている。
やばいかも?
ますます気になってきたので、手軽に血糖値というかHbA1cをサクッと知る手段はないものか。
探してみると、あった。
いくつかの薬局では、店頭で10分くらいで血糖値を測ってもらえるサービスをやっているとのこと。
さっそく最寄りのゆびさきセルフに行ってみた。
最寄りといっても自転車で20分くらい、ちょっと遠いけどいい運動。
19時閉店なので、17時半過ぎに仕事を切り上げて急いで向かった。
薬局に着いて「血糖値を測りたいのですが」と伝えると、奥の測定ブースに通される。
料金は店によってマチマチらしく、ここは血糖値関係が1080円、脂質関係が1080円だった。
何かで500円と見ていたので、倍の値段に面食らったがここまで来て帰るのも悲しい。
さらに、店によって測定できる内容が違い、ここは随時血糖はナシで、HbA1cだけとのこと。
これは、知りたい方が測定できるので問題なし。
申請書のようなものを書いていると、「本日の担当」という人がやってきた。
てっきり自分でやるものと思っていたら、プロにやってもらえるらしい。よかった。
…と安心していたら、指先をアルコールガーゼで拭いた担当氏は遠慮がちに言った。
「僕、下手なのでご自分でやっていただけますか…?」
え…。別にいい…けど…。
小さなT字の器具を渡されて、先っちょを指先に押し付けてボタンを押すよう言われる。
これって、アレだよね。針が出て指を刺して血が出るやつだよね。
こわい。
針自体は見えなかったので、フリースタイルリブレのときほどはビビらなかったけど少しためらってからボタンを押した。
バチンッ!
思ったより大きな音にビクッとしたけど、チクリとした程度で痛みは小さかった。
指先を軽く絞ると、血がどんどん出てくる。
ここから担当氏の出番のようで、円形の謎器具に血を吸わせようとする。
手が震えてなかなか血にヒットしない。
「やりましょうか?」と言いかけたところで、血が器具にスイッと入っていった。
器具を測定機にセットすると、「5:00」と待ち時間が表示された。
あの円形が中で回って、遠心分離で云々かんぬんなんだろうなと思う。
5分経ったら、担当氏が結果を教えてくれた。
「HbA1cは6.0%。問題ないですね~」
おおっ! 6月末時点より0.5%下がってる!
誰かのブログに「体重3kg減るごとにHbA1cが0.5%減る気がする」と書いてあったけど、私も同じペースで減っている。
こりゃあ、あと3kg減の健康体重になったら5.5%なのでは?
とはいえ、これから赤ちゃんに栄養をしっかり送らないといけないのでダイエットはできない…。
でも、現時点でかなり改善されているのでとても嬉しかった。
この先、自分の耐糖能が悪化しなければ今の生活で切り抜けられそうだ。
帰り道にあったイトーヨーカドーに寄り、せっかくだからポポラマーマに入る。
スパゲッティどれくらい残すか悩んでいたら、メニューにハーフサイズを発見!
シーザーサラダとスパゲッティをどちらもハーフで頼んだ。
スパゲッティのハーフがあるのは嬉しいなぁ。
お会計が777円だったのもちょびっと嬉しかった。
初期妊婦健診の結果
今日は初期妊婦健診の結果を聞く日。
病院に到着し、サクッと診察室へ。
まずはエコーで赤ちゃんをチェック。
見るたび大きくなっていて、今日も元気にピコピコ動いていた。
足が自転車をこぐような仕草をしていたり、首をかしげたり。
今は15cmほどで、次の1か月後の健診では、2倍になってるらしい。
なんと…。
顔もバッチリ見ることができた。
まだ猿のような、フランケンシュタインのような。
あとでT夫さんに写真を見せたら、「おばあちゃんに似てる」とのこと。
出てくるのが楽しみである。
次は健診の結果。
数値がいろいろ書かれた紙を見つつ、先生がサクサク説明。
要はまったく問題なし。
トキソプラズマも感染歴はなし。
……えっ!!! ないんですか!?
てっきりあると思っていたので、つい聞き返してしまった。
妊娠前にガッツリ感染してて、これから母子感染の心配なし。鶏のタタキOK!
という理想プランが崩れてしまった。
なんてこった。
まあ、ないものはしょうがないし、今から感染するわけにはいかないので我慢せねば。
鶏のタタキも、ユッケも、チーズも、生ハムも、レアステーキも…。
あと4ヶ月くらい耐えようじゃないか。
帰りはちょっと遠くのファミレスまで歩いて、トマトスパゲッティを心ゆくまで食べ、いっぱい歩いて帰った。